とうとう本格的な夏が到来してきた。夏の風物詩といえば、海にキャンプにバーベキューと様々な遊びがある。
どの遊びにも必ずと言っていいほど、必要な道具がある。それがクーラーボックスだ。今回はクーラーボックスの種類と選び方びついて解説をしていきたい。クーラーボックス選びに悩んでいる人の参考になれば幸いです。
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目次
クーラーボックスは冷蔵庫
アウトドアでのクーラーボックスは冷蔵庫そのもの。
夏場に食材を持って行き、炎天下の下で放置すると腐ってしまうのは言うまでも無い。
食材だけでなく、飲み物や氷など腐ったり痛んだりする。とダメになってしまう物をクーラーボックスに詰め込み冷やす。
持ち運びができる冷蔵庫と思ってもらえればいい。
日常で冷蔵庫が無いと困るように、アウトドアでもクーラーボックスは必須アイテムとなる。
冬場は必要ないケースも
アウトドアにおいてクーラーボックスは必須アイテムと書いたが、例外がある。
それが冬の時期だ。
冬の雪中キャンプや、冬の河原でするキャンプがまさにそうで、雪の中や冷たい川の中に食材などを冷やしておけばクーラーボックスの代用にもなる。
用途でクーラーボックスを選ぶ
クーラーボックスの選び方としては、自分がどんなシチュエーションで選ぶのかによって変わってくる。主な用途は下記。
・釣り
・キャンプ
・バーベキュー
釣りなら軽量コンパクト性が重視されたり、キャンプは保冷力。バーベキューは容量の大きさなどで選びたいところ。
自分がどんなアウトドアの用途で使うのかを想像してから買うのがおすすめ。
クーラーボックスの種類
クーラーボックスにも、種類がある。それが下記だ。
ハードタイプ
ソフトタイプ
それぞれについて解説をしていく。
ハードタイプ
読んで字のごとくで、硬いクーラーボックスのことなんだけど、キャンプにおいてはハードタイプを使う人の方が多い印象を持つ。
その理由としては、ソフトタイプに比べてメリットが多いからだと思っている。
保冷力が高い(メリット)
ソフトタイプに比べるとハードタイプが圧倒的に保冷力が高い。それは合成樹脂によって作られているので、抜群の保冷力が維持できるからなんだ。
頑丈に使える(メリット)
合成樹脂で作られているので、硬くて、頑丈に使える。クーラーボックスの役割だけでなく、イスやテーブルの代わりにもなるのも良いところ。
重い(デメリット)
保冷力や頑丈なのは良いことなんだけど、その代償にクーラーボックス自体の重量が重い。
車で行くオートキャンプなどには使いやすいが、徒歩や自転車キャンパーには不向きになってしまう。
デカい(デメリット)
これまたハードタイプは場所を取ってしまう。コンパクトにならないからだ。
保管時や、中の物が無くなった後にコンパクトに出来ない。
ハードタイプの断熱材は3種類
ソフトタイプに比べてハードタイプ保冷力が優れているのは、使われている3種類の断熱材に理由がある。
発泡スチロール
3種類の断熱材の中で保冷力は劣るが、その代わりに軽量・安価なのがメリット。
デイキャンプや、夏場以外の釣りなどに向いている。
保冷力はそこまで求めず、軽量性を重視したい人におすすめのクーラーボックスだ。
発泡ウレタン
3種類の断熱材の中では、中間の存在にあるのが発泡ウレタン。値段もお手頃で、断熱効果も十分にある。
クーラーボックスを使っているほとんどの人が、発泡ウレタンが多いはず。
真空パネル
さっき紹介した2つよりもずば抜けて保冷力が高い断熱材。主に釣り用に使われることが多いので、キャンプなどでは使う機会が少ない。
保冷力が高いなら、真空パネル一択じゃね?って思った人は少し待ってほしい。真空パネルは保冷力が高い分、かなり重い。重さを取るか、保冷力を取るかで選ぶのが良い。
ハードタイプのおすすめクーラーボックス
【YETI】 タンドラ45
YETIは2006年にアメリカでスタートしたブランド。断熱材は発砲ウレタンを使用しているので、高い保冷力もかなり高く、耐久性もあるのでキャンプや釣りの場面で多く使われている。
重量:約10.5キロ
寸法:高さ 39.5センチ
長さ 39センチ
幅 64センチ
容量:32.9リットル
スペックが高いのは良いことなんだけど、本体重量だけで10キロは重すぎる。そして2リットルのペットボトルが縦向きに入らないのも残念だ。それでも、デザイン性や耐久性などには優れているから持っていて損は無いと思う。
【DAIWA】 プロバイザーHD
ダイワは、東京に本社があるグローブライド株式会社のフィッシングブランド。釣りをメインに考えられたクーラーボックスで、断熱材は6面真空パネルを使用。文句なしの保冷力だ。
重量:約6.5キロ
寸法:高さ 35センチ
長さ 35センチ
幅 43センチ
容量:27リットル
重量もかなり軽く保冷力も高い。もちろんキャンプでも使えるが、釣りを目的として使う人が多い気がしている。その理由としてはデザイン性の問題なんじゃないかと個人的には思う。そして僕は、デザイン性よりも性能にこだわる派ではある。
【Coleman】 テイク6
Colemanといえばアメリカの老舗メーカー。テイク6はデイキャンプやソロキャンプに使いやすいサイズ感になっている。断熱材は発泡ウレタンでコスパ重視と言えるクーラーボックス。
重量:約1キロ
寸法:高さ 18センチ
長さ 20センチ
幅 28センチ
容量:4.7リットル
とにかくコスパ面で選びたい人や、アウトドア初心者のひとにおすすめしたい一品。
ソフトタイプ
もう一つの種類は、ソフトタイプだ。ハードタイプと比べると柔らかいので座ったりはできないけど、軽量性が売り。
コンパクトで軽量(メリット)
ハードタイプとの一番の違いはコンパクトになるところ。必要ない時は折りたためたり、収納がかなり楽になる。
重さも軽いから、デイキャンプや冬場少量の食材を持っていくときに重宝する。
保冷力は劣る(デメリット)
軽量性やコンパクト性においては、ハードタイプに勝るんだけど、保冷力を重視したい人には不向きな部分もある。
断熱材がポリエチレンやナイロンを使用しているためウレタン素材に比べると保冷力は低い。
ソフトタイプのおすすめクーラーボックス
【LOGOS】 ハイパー氷点下クーラー
LOGOSは日本の老舗メーカー。そしてこのハイパー氷点下クーラーは保冷力がピカイチで、持ち運びも簡単にできる。
外部からの衝撃にも強い仕様なので、アウトドアシーンにおいてガシガシ使える。
重量:約1.5キロ
寸法:高さ 29センチ
長さ 30センチ
幅 39センチ
容量:20リットル
LOGOSから出ている、保冷剤(氷点下パック)を使えば保冷力は格段に上がる。
【Coleman】 アルティメイトクーラーⅡ
コスパが良くて、人気の商品だ。コンパクトに収納できるので、軽量化を目指したい人におすすめのクーラーボックス。
重量:約1.4キロ
寸法:高さ 38センチ
長さ 32センチ
幅 42センチ
容量:35リットル
表面は汚れても拭きやすい素材になっているので、メンテナンスにおいても簡単。
熱は地面からやってくる
クーラーボックスには保冷効果はもちろんあるけど、外部からの熱を遮断しない限りは保冷力は劣る。
外部からくる熱の原因は地面からがほとんど。その熱を遮断するにはテーブルや、ラックの上において熱を防ぐことができる。
これをするかしないかでかなりの保冷力に差が出てくる。
最適のクーラーボックスで夏キャンプを楽しもう
まだまだ夏本番の暑さが続く。キャンプを楽しむには冷えたビールなんかで乾杯をしたいところ。そのためには最適なクーラーボックスを選んで、夏キャンプを楽しもう。くれぐれも熱中症には気を付けてほしい。